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2006年11月 9日 (木)

邦楽レクチャー・コンサート(箏曲プログラム)

2006年11月9日(木)訪問 福山市立箕島小学校

11時過ぎ、箕島小学校に到着。尺八の畑田先生はすでに到着されていて、お箏を運び込んで下さり、学校の先生方も会場の準備を整えられ、丁寧な御挨拶で迎えて下さいました。晴天に恵まれ眩しい位の空の青さで、空気が美味しい感じがしました。
控室に設えられた部屋には机が並べられ、秋の草花が美しく飾られて、心が和みました。控室の中にはきれいな譜面台があり、その上には、一恵先生が掲載されている本のページが開いて置かれてあり、迎えて下さる先生方の細やかな心配りが大変嬉しく感激してしまいました。
今日も尺八の占部三竜先生のお迎えで一恵先生がお元気で到着されて、すぐに体育館でお箏の並べ方の指示をされました。前に出てお箏を演奏する児童の皆さんの顔が全員見える様に配慮されての指示でした。ミュージック・シェアリングの礒辺さんも会場を見守られています。アンサンブルのメンバーも、調弦を終えて準備完了です。
尺八の占部先生(着物姿)の音を先頭に、一恵先生、アンサンブルのメンバーも続いて入場し、レクチャー・コンサートが始まりました。一恵先生は、児童の目線と同じように膝をつかれてお話されています。第1曲目の「六段」の演奏に入られました。どんな音がその爪先から流れ出すのか、目を輝かせて見つめています。静寂の中に、350年余りの時を越えて、一恵先生の一心一音の微から箏の音が心の芯に届く様に響いて聞えてきます。その音は、近づいたり遠のいたりしながら・・・でも確かな音の息吹きとなって・・・。会場は静まりかえって、「六段」の世界に引き込まれた一瞬でした。

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アンサンブルの「鳥のように」の演奏後、尺八の占部先生の「鶴の巣篭」!今までの尺八の音とは異なった喉を震わせて発せられる音に、児童の皆さんは目を丸くして不思議そうに聞いていました。続いて一恵先生の十七絃のダイナミックな演奏の「焔」。
さあ、次は、待ちに待った児童の皆さんの演奏。「かえるのうた」が始まりました。一人一人中指に爪をはめてもらって嬉しそうに演奏して、あちこちで笑顔が弾けていました。担任の先生も飛び入りで、楽しみながら弾かれていました。
演奏終了後、児童の皆さんが御礼にと全員で歌のプレゼントをして下さいました。全員立ち上がった瞬間から、私はもう感動で涙が流れ落ちて来ました。児童の後ろに座って聞いている先生も父兄の方も、みんな涙を拭いておられました。

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最後に、児童の代表の方が一恵先生に花束を贈られ、先生を前に、今の感動を素直に表現して御礼の言葉を述べて、その凛とした可愛らしさにまたまた感動してしまいました。
夕食は、礒辺さんも交えて、全員で美味しい“おでん”に舌つづみでした。

光成文子(さわい筝アンサンブル)

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