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2006年11月 7日 (火)

邦楽レクチャー・コンサート&マスタークラス(箏曲プログラム)

2006年11月7日(火)訪問  竹田市立南部小学校

各地の"もみじ"の紅と共に、又、「邦楽レクチャー・コンサート」ツアーの開始です。

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大分県竹田市の「南部小学校」。大分県でも、熊本に近いので、今回は熊本の演奏家グループに手伝ってもらうことにし、リハーサルの為、熊本から(竹田市に)入りました。少々時間を早めに入り、作家の石牟礼道子さんに久々にお会いしたく、お宅へお伺いし、「魂から発する音、言葉」など、深いおしゃべりをしました。倖いでした。
熊本から、阿蘇山を突き抜け、その周辺を廻って竹田へ向かう道の何と麗しい道筋だったことか。太古を感じさせる雄大な、そして絶大な阿蘇の山並み。この景色から迫ってくる感動、これ以上のものを人の力で誕(生)れさせることなど、あり得るのだろうかと考えながら竹田に入ったのです。
そして、南部小学校。たくさんの子供達に(お箏を)聴いてもらい、弾いてもらい、充ち足りた気持ちでいっぱいになりながら控室へ戻ったところへ、瞳の煌めいた可愛い女の子が走ってやってきました。
「私、泣いちゃった! ありがとう!!」と満面笑顔のまま、又涙を溢れさせながら手をギュっと握ってきたのです。
あー、清らかな魂に通じた、、、、。感じ入るツアー第1日目でした。

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「レクチャー」の後、休む間もなく「マスタークラス」開始。今年から始まる初めてのプログラム。学校の先生方に各校から集まっていただき、筝という日本楽器を子供達に伝えてもらう為の講座です。しかも2時間という枠で。精いっぱい凝縮した内容で、和楽器の特性、意義、歴史などを話しながら、古典「六段」を弾いてもらい、「さくらさくら」を弾きながら、筝の美しさが最も表せる、グリッサンドの波で舞い散る無数のさくらの花びらを表現する方法などを伝える。
アっという間の2時間ながら、目をキラキラさせて、この楽器に、精神を集中させ、対峙していただけた講座は、とても有意義でした。

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音とは、
楽器とは、
音楽とは、
自分の手で、指でふれてこそ、初めて音の誕(生)れ出る感動を体感できるもの。そこには、プロフェッショナルも、素人も、ない。

沢井一恵 (箏)

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