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2008年2月

2008年2月 5日 (火)

邦楽レクチャー・コンサート&マスタークラス(箏曲プログラム)

2008年2月5日(火)訪問 大阪市立木川南小学校

<レクチャー・コンサート>
今回私は、レクチャー・コンサートの出演者として初めて参加させていただきましたので、このコンサートがどのような感じで行われるのか、少し緊張しながら様子を眺めていました。
入場とともに子どもたち、先生方に温かい拍手で迎えていただきました。
一恵先生が登場され楽器や歴史について話し始めると、子どもたちは熱心に耳を傾け、今からどんな体験ができるのかワクワクしているように見えました。
一恵先生が「六段の調」を静かに演奏すると、初めて箏の音色に触れた子どもたちも多かったのでしょうか、その美しい音楽にひきこまれるようにしてじっと耳を傾けていました。演奏が終わると大きな拍手がおこり、みんなの顔が少しほころびました。

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続いて、さわい箏アンサンブルのメンバーで「鳥のように」を演奏しました。現代曲のため、先ほどの六段より少し馴染みのある音楽に聴こえていたように思います。子どもたちがそれぞれいろんな「鳥」を想像し、自由なイメージで聴いてくれていたら嬉しいです。
その後、一恵先生からお箏の音色、弾き方などの説明があり、「焔」の演奏を行いました。一恵先生の演奏する迫力の十七弦やドラムスティックの使用など、おそらく会場のみなさんにとって、これまでの箏のイメージを覆す一曲になったことと思います。
実はドラムスティックを使用したのは、私の箏の歴史の中でも始めてで新しいお箏の世界を経験できました。

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我々の演奏が終わり、今度は子供たちの実際に箏を体験してもらいました。
みんなはじめは怖々お箏の糸をはじいていましたが、「かえるのうた」が演奏できるようになると会場の雰囲気は一気に活気にあふれ、慣れない始めての体験をとても楽しんでいるように見えました。そして全員にお箏に触れていただくことができました。
子どもたちの喜ぶ顔を見て、やっぱり日本人は「和(楽器だけでなく着物などなんでも・・)」に接している姿が似合うし素敵だなぁと、妙に感心しほのぼのした気持ちになりました。
体験後の質問コーナーでは、いろいろな質問が飛び出し、一恵先生がわかりやすくお答えになりました。最後にメンバー紹介を行い、大きな拍手をいただき無事レクチャー・コンサートが終了しました。
たった1時間程の短い時間でしたが、このお箏の体験が、子どもたちの小さな心の中に、楽しかった思い出としていつまでも残ってくれるとうれしいですね。

<マスタークラス>
午後は職員10数名の方を対象に、箏を弾いていただき、少しでも邦楽の知識を増やしていただこうという企画でした。
初めにレクチャー・コンサートと同様の3曲を演奏し、その後一恵先生が、楽器や弾き方について説明されました。
教える立場の先生方が、教えられる立場になって初めてのお箏に一生懸命向かっていらっしゃいます。その姿がまるで子どものようでとてもかわいくみえました。(ちょっと失礼かな?)
「六段の調」の初段を練習しましたが、最後には本当に上手に弾いてくださいました。
私たちの日常の生活で、日本の文化に触れる機会はどんどん減ってきています。洋服を着て、洋食を食べ、洋楽をきくといった感じで、欧米文化と共に生きる現代で、お箏の音色を聞くのは年に数回あるかないかではないでしょうか?そんな中、たった一日でもこのような体験をしていただいたことは、大変意義のあることだと思いました。
今回はこのような企画に参加させていただき、大変よい経験になりました。
お箏を通じて忘れかけた“日本人のこころ”を伝えていけるといいなと思いました。本当にありがとうございました。

高橋紀子(さわい箏アンサンブル)

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