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2008年10月

2008年10月31日 (金)

邦楽レクチャー・コンサート&マスタークラス(箏曲プログラム)

2008年10月31日(金)訪問 東京都立白鷺特別支援学校

通勤ラッシュにもまれながら、8時30分 船堀駅に到着。
今日は都心にある『東京都立白鷺特別支援学校』を訪問しました。
少し肌寒い日でしたが、子供達の元気な挨拶が聞こえてきます。

<レクチャー・コンサート>
午前中はレクチャーコンサート、場所は体育館。
子供達が円形になり、ぐるっと囲まれた真ん中で演奏することになりました。
演奏者の後ろ側になってしまう子供達は、手元が全く見えなくなってしまう・・・という訳で、私達アンサンブル5名中3名は、一恵先生と背中合わせの逆向きになって演奏しよう!と急遽決まりました。

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私も逆向き組・・・先生の合図など全く見ることができません。
この突然のアイディアで、本番はかなり緊張感溢れること間違いなし?!
ところが、始まってみれば意外なことに、見えない分「合わせよう!」という意識が全神経を集中させてくれたようです。

今日もエネルギッシュな一恵先生の演奏に会場全体が包まれます。
そして、私達も触発され、全力で弾きます。
演奏している間の子供達の反応は様々。
じっと微動だにせず見つめている子、リズムに合わせて手を叩く子(リズムが難しい部分も難無く一緒に叩いていてビックリ!)、楽しそうに歌う子、うつ向いている子、眠っちゃた子、歓声をあげる子、
曲に合わせて踊る子・・・大人だったら、良くも悪くも黙って聴くでしょう。
でも子供達は、皆それぞれ思うがままの反応を見せてくれます。
私はこのイキイキした反応を見るのが嬉しくて、演奏中もついついにやけてしまいます。(いたって真面目に演奏しているのですが!)
演奏後、一人の男の子が「僕は音楽のことは分からないけれど、一恵先生が弾く箏がスゴいってことは分かったよ!」と嬉しそうに話してくれました。

さぁ、次は子供達が弾く番!
子供達の輪の中に箏を置いていきます。
一つの箏に皆で競うように集まり、それぞれ思い思いに、好きな絃をはじき、掻き鳴らし、引っ張ったり、叩いたり・・・音を楽しんでいます。
一人の男の子が小学校で習った「さくら」を思い出し、演奏してくれました。
しばらく弾いていなかったでしょうに、よく覚えているなぁ。
すると「私も弾けるよ!」と隣の女の子が弾き始めます。
そして、またつられて「私も弾ける」と周りの子が次々にさくらを弾きはじめるではありませんか!
ビックリしている私の隣で、その光景を見ていた男の子が、さらに衝撃の一言・・・
「人間ってスゴいね!!」

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時間はあっという間に過ぎ、やっと箏に馴染んできた子供達は名残惜しそう。
「また機会があったら、箏を弾いてね!」
一恵先生の言葉で、レクチャー・コンサートは終了しました。

<マスタークラス>
お昼休憩を挟んで、夕方からは、先生方のマスタークラス。
全く初めて箏を弾くという先生がほとんどでしたが、短い時間の中で、「六段の調べ」「さくら」「花筏」と最後まで熱心に練習されていました。
後片付けまで手伝って下さり、先生方には本当にお世話になりました。
改めて感謝致しております。

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私はミュージック・シェアリングの邦楽レクチャー・コンサートが始まって以来、ほぼ毎年のように、お手伝いさせて頂いていますが、どの学校に行っても毎回必ず心に残る出来事があります。そして、一瞬ではありますが、箏を通じて、子供達や先生方などたくさんの人達と向き合えることが、自分にとって大きな糧となっています。
さぁ、次の学校ではどんなことが待っているかな~?

安田有希(さわい箏アンサンブル)

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2008年10月21日 (火)

邦楽レクチャー・コンサート(雅楽プログラム)

2008年10月21日(火)
午前訪問  雲南市立温泉小学校

今日の午前は雲南市の温泉小学校。昨年も訪問した学校です。木の校舎とひとまわり大きくなった生徒たちや先生方に再会し、とても懐かしく嬉しくなりました。

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2回目なので、今回は楽器体験の時間を長めに取ってみました。全校生徒合わせて22人なので、全員が試してみたい楽器の所へ行って吹きます。「去年は音が出なかったけど今年は出た!」という声も。私の周りでは低学年の子が頬をふくらませてすばらしく迫力のある音を出してくれていました。
こちらの生徒さん達は地元の神楽にも参加しているとのこと。今年は最後に「やまたのおろち」の部分を全員で朗唱してくれました。長くて難しい言葉なのに1年生もよく覚えていて、言葉がよく伝わってきました。どうもありがとう。
「来年も来てね~」の声に送られて学校を後にしました。

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午後訪問 雲南市立西日登小学校

午後は、山々と田んぼに囲まれた気持のよい道をドライブして、西日登小学校へ。まずは子供たちと一緒に給食をいただきました。

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昨日のマスタークラスには西日登小の先生方も沢山参加してくださいましたので、子供たちが楽器や舞楽を体験するときにはお手伝いをしていただき助かりました。
今年の唱歌と舞楽体験は春鶯囀入破。動きが多くて子供たちが舞えるか心配していたのですが、皆一生懸命に真似をしてくれて、なかなか立派な舞となりました。
ちょっと恥ずかしがり屋さんの子供たちでしたが、最後はいろんな感想や質問を話してくれました。
どうもありがとうございました。

中村仁美 (篳篥)

10月20日、21日と雲南市教育委員会のみなさまにもお世話になりました。
ありがとうございました。

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2008年10月20日 (月)

邦楽レクチャー・コンサート&マスタークラス(雅楽プログラム)

2008年10月20日(月)訪問  雲南市立西小学校

神在月(かみありづき)の出雲、「雲南市立西小学校」に行きました。 空港から車で一時間あまり、紅葉には少し早い谷間の道をとおり学校に到着しました。 さっそく生徒の皆さんと給食をいただきました。上級生が下級生のめんどうを見ながら全校でいただく食事はにぎやかで、且つ、皆好き嫌いなく残さず食べている姿に感心しました。 いよいよレクチャーコンサート、始めてきく雅楽の音色をとても熱心にきいてくれました。楽器体験では、なかなか音が出ずに苦労している人もいましたが、一生懸命ふいていました。 あっという間に唱歌、舞楽の体験時間が過ぎ、その後の感想や質問を受ける コーナーは生徒さんが司会をしてくれました。大人顔負けの司会進行のおかげで、たくさんの生徒さんとお話が出来ました。 最後は、生徒さんがプレゼントとして送ってくれた元気で清んだ歌声に感動しコンサートが終わりました。

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ひき続いてのマスタークラスでは、先生方に管楽器で越殿楽を体験していただきました。短い時間でしたが最後には合奏をし、充実した時間となりました。

八木千暁 (龍笛)

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2008年10月16日 (木)

邦楽レクチャー・コンサート(箏曲プログラム)

2008年10月16日(木)訪問  足利市立大月小学校

<レクチャーコンサート>
2日目は、いよいよ子供達の日です。この日は、特別ゲストとして尺八奏者の福田邦智さんが参加してくださり、≪さんぽ≫を尺八で演奏していただき、みんなで入場しました。
そして、鑑賞コーナー1曲目は、一恵先生による≪六段の調≫です。静寂に耳を傾け、心からの一音を紡ぎ出す演奏で、みんな固唾を呑んで聴いていました。

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2曲目は≪鳥のように≫を群奏で演奏しました。鳥の翔き、雄々と空を飛んでいる姿、≪六段の調≫とは違った、華やかで雄大な箏の一面をみせることができました。
3曲目は一恵先生の独奏十七絃と箏群による≪焔≫を演奏し、ここで初めて、13本の「おこと」以外に、十七絃の低音の箏が紹介されます。この曲に対して、一恵先生が「みんなの心の中にある熱い、熱い炎がもっと大きくなって欲しいと思って演奏します。」とおっしゃった通りの、この日も熱く、激しく、時に穏やかさをみせる焔、の演奏で、子供達も静かに聴き入っていたように思えました。

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つづいて、「じゃあ、今度はみんなに弾いてもらいます!」の一声に、歓声が上がりました。体験コーナーでは、オルゴール調子にした≪かえるの歌≫を子供達に、変わりばんこに演奏してもらいます。みんな最初は、照れくさいようでしたが、慣れてくるとお互いに笑いあったりして、子供達全員が夢中になって箏を演奏していて、とても楽しい時間でした。
そして、この日のトリを飾ったのが、前日のマスタークラスに参加した先生方による≪さくらさくら≫の演奏でした!子供達はおおはしゃぎ、先生方は、「エー」とおっしゃりながらも1回のリハーサルをした後、しっかりと演奏を披露。子供達も一番身近な先生が演奏している姿に、大満足だったように思えました。

吉澤 延隆(さわい箏アンサンブル)

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2008年10月15日 (水)

邦楽マスタークラス(箏曲プログラム)

2008年10月15日(水)訪問 足利市立大月小学校

僕にとって邦楽レクチャー・コンサートは4箇所目になります。今回の公演は、秋晴れのとても良い天気で、校庭から色づき始めたばかりの山々が見渡せる中での公演でした。

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<マスタークラス>

まず一日目のマスタークラスでは、学校の先生方を対象として鑑賞と体験が行われました。鑑賞では、一恵先生による≪六段の調≫、群奏での≪鳥のように≫、独奏十七絃によるコンチェルト≪焔≫を演奏。≪焔≫では、手や太鼓のスティックで楽器や絃を叩いたりするので、初めて目の当たりにした先生方には、信じられない光景だったかもしれません。けれど、「楽器から自由になって、自分達の心からの音楽を演奏しています。」と一恵先生がおっしゃるように、今日の演奏家としての自然な思いが伝わったように思えました。
次に体験講座として、先生方には自分で箏柱を立てていただき、≪六段の調≫の冒頭や、≪さくらさくら≫の演奏を体験していただきました。「押し手」の部分では、「こんなに大変なんだ」やトレモロ奏法では「爪がひっかかっちゃう」と実際の体験ならではの感想が聞けました。そして、グリッサンドでお洒落に始める方法も習得して「さくらさくら」が演奏できるようになったところで、あっという間に一日目の時間が終了となりました。

吉澤延隆(さわい箏アンサンブル)

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