« 2009年11月 | トップページ | 2010年2月 »

2009年12月

2009年12月 9日 (水)

学校訪問コンサート2009-2010 第2回コンサート 雅楽

2009年12月8日(火) 午前:大阪府大阪市立塚本小学校
午後:大阪府大阪市立三津屋小学校

12月8日は師走とはいえ、お天気のよい暖かな1日になり、朝から学校にうかがうのが楽しみでした。
まず、塚本小学校では4年生の子どもたちに案内され、低学年のお部屋におじゃましました。廊下から雅楽の音色が聞こえてくると、みんなワクワクとても元気、初めての雅楽にビックリしていましたね。高学年の皆さんには講堂でコンサートを聞いてもらいました。皆さん積極的で「春鶯囀」(しゅのうでん)の舞も上手になりましたね。
午後は三津谷小学校にうかがいました。
低学年の子どもたちに越殿楽(えてんらく)を聞いていただきました。みんなのキラキラした目にこちらが吸い込まれそうでした。
高学年の子どもたちには唱歌(しょうが)、舞、楽器体験もしていただきましたが、篳篥(ひちりき)や龍笛(りゅうてき)の音はでましたか?
最後に子どもたちから歌のプレゼントがありました。
塚本小学校の「コスモス」、三津谷小学校の「みつやの友達」、どちらもすばらしいハーモニーで、音楽のシャワーを浴びたような気持ちになり、とても感動しました。
子どもたちといっぱい握手させていただき、大阪を後にしました。

八木千暁(龍笛)

塚本小学校
<低学年訪問>

P0401

学年ごとに集まり鑑賞しました

P0402

この楽器は何からできていると思いますか?

<レクチャー・コンサート>

P0403

笙の説明:みんな見えますか?

P0404

みんなの前で練習の成果を披露

三津屋小学校
<低学年訪問>

P0405

低学年全員が講堂へ集まって鑑賞しました

P0406

竹の管は全部で何本あると思いますか?

<レクチャー・コンサート>

P0407

コンサートの司会は子どもたちが担当しました

P0408

挨拶の後、演奏から始まりました

|

2009年12月 8日 (火)

学校訪問コンサート2009-2010 第2回コンサート 雅楽

2009年12月7日(月) 大阪府大阪市立木川南小学校

新大阪駅からタクシーで木川南小学校へ向かいました。車を降りると、目の前に高く土手が続いています。・・・もしや?そう、ここは大阪淀川区。これは淀川に違いありません。
淀川といえば私たち篳篥吹きにとってとっても大事な舌(リード)の材料となる葦のとれるところです。木川南小は、この淀川沿いにあったんですね。なんだか篳篥の故郷に帰ったような気持がして私はとても嬉しくなってしまいました。

さて、今回は私たちにとって初めての試みがあります。演奏会を聴く4〜6年生とは別に、1〜3年生のクラスも訪問することになったのです。やっぱり装束を着けたほうがみんな喜ぶよね、などと言いながら準備して、3人が3クラスに分かれて順番に一人ずつ廻りました。ほんの短い限られた時間でしたが、楽器の音を聞いてもらい少しお話しするだけで、子どもたちの元気なきらきらした目が輝きます。「この楽器知ってる?」と聞くと「ひちりき!映画の『ゲゲゲの幾多郎』で見た」とすぐ答えが返ってきてびっくりです。私たちもお手伝いしてできた映画なのでちょっと嬉しかった。

そして、いよいよレクチャー・コンサート。子どもたちが楽屋にお迎えに来てくれました。笙が歩きながら吹き始め、途中から篳篥が加わると、何人かはビクっと動き、こちらを振り向いて「なんじゃこの強烈な音は!」という顔をしています。子どもたちは正直に反応が出ますね。清少納言が、髪の毛が逆立つ音、と言ったのを思い出します。でも慣れるといい音だなあと思ってもらえるといいのですが。
楽器説明の時に、楽器の素材を聞いてみました。本体は竹。では上についている舌(リード)は?子どもからはなかなか正解がでない問いなので、そろそろ答えを言おうかな、と思っていたら「葦(あし)」と男の子が答えてくれました。正解です!
この葦の善し悪しが、篳篥の音色を決めているのです。思わず皆に、「淀川の環境を守ってね。」とお願いしてしまいました。

木川南小はことし創立50周年。記念式典で演奏されたという曲を子どもたちが演奏してくれました。長い曲なのに一人一人しっかり演奏していて、本当に立派でした。最後の質問コーナーも、司会進行など子供たちが役割分担を決めてしっかり行ってくれたのが印象的でした。皆さん、どうもありがとうございました。

マスタークラスでは、木川南小の沢山の先生方に、明日の塚本小学校、三津屋小学校の先生も加わって「越殿楽」を吹いたり舞を舞ったり、雅楽を楽しく体験してくださいました。お疲れさまでした!

中村仁美(篳篥)


<低学年クラス訪問>

P0301

篳篥のリードは淀川の葦を使っています


P0302

不思議な音色の楽器は何だろうと、みんな興味津々


<レクチャー・コンサート>

P0303

龍笛や篳篥の良いものは、煙で燻された竹から作られます


P0304

Q&Aのコーナー:司会は子どもたちです
演奏家をしいていて一番良かったことは何ですか。
みんなと仲良くできるのが嬉しいです。(中村さん)


<マスタークラス>

P0305

篳篥はすぐに音が出ますよ


P0306

指差し確認ではなく、舞楽の体験をしています

|

2009年12月 2日 (水)

邦楽レクチャー・コンサート&マスタークラス(雅楽プログラム)

2009年12月1日(火) 大阪府阪南市立桃の木台小学校

朝11時頃、箱作駅に降りて、お迎えに来ていただいた先生の自動車で学校へ向かいます。今日もよい天気に恵まれました。なだらかな丘陵をのぼってゆくと、扇を開いたような形の美しい建物が見えてきました。桃の木台小学校です。彼方に海を見おろす視野の広がりをさえぎるものは何もなく、校庭にいると空がとても高く広く感じられます。素晴しい環境で皆さんが健やかにすごしていらっしゃることがよくわかります。

演奏しながら会場に入ってゆくと、静かに集中した雰囲気の中にも、皆さんの興味津々なまなざしや、あふれそうな元気が感じられてうれしくなります。楽器体験では、笙、篳篥、龍笛あわせて15人で音を響かせました。のびのびと自由な音が飛び交い、歓声が上がりました。唱歌(しょうが)も大きな声で歌い、春鶯囀(しゅんのうでん)の舞もとてもいきいきと上手にできました。

「リコーダーを強く吹くと高い音が出ますが、雅楽の楽器でもそういうことはあるのでしょうか。」「雅楽を演奏していて楽しいと思うのはどんなときですか。」「楽器の値段はいくらですか。」本質的な質問の数々に私たちも真剣に答えを考えます。そして最後に、皆さんの八木節の合奏を聴かせていただきました。緻密なアンサンブルに驚きました。命の力があふれる、輝きに満ちた響きに圧倒されました。本当にありがとう!

レクチャー・コンサートの後、体育館でマスタークラスを行いました。お忙しい中をたくさんの先生が参加してくださいました。校長先生も熱心に笙に挑戦してくださいました!全員で越殿楽の一行目を演奏することができました。限られた時間で、唱歌をうたい、指づかいや息の使い方まで身につけるのは大変なことですが、いつも笑い声が絶えず、和やかな雰囲気でした。「笙、篳篥、龍笛の三つの響きがブレンドされて、清らかで心落ち着く響きが生まれるのですね。」という校長先生のお言葉に感動しました。外に出ると、広大な夕暮れ空に大きな月が出ていました。楽しく充実した一日でした。

石川高(笙)



<マスタークラス>

体験の最初は、3種の楽器を少しずつ試します

体験の最初は、3種の楽器を少しずつ試します


校長先生(中央)も笙を体験

校長先生(中央)も笙を体験


<レクチャー・コンサート>

八木さん(龍笛)、中村さん(篳篥)、石川さん(笙)

八木さん(龍笛)、中村さん(篳篥)、石川さん(笙)


みんなの前で篳篥の練習成果を発表!

みんなの前で篳篥の練習成果を発表!

|

« 2009年11月 | トップページ | 2010年2月 »