葛生小学校 雅楽コンサート
2010年11月8日(月)、9日(火) 佐野市立葛生小学校
<雅楽プログラム>
石川高(笙)、中村仁美(篳篥)、八木千暁(龍笛)
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色づき始めた山々を眺めながら、佐野市立葛生小学校にやってきました。
佐野市北部の葛生地区は、石灰とドロマイト、化石の町なのだそうです。鎌田校長先生と川俣先生に、「太古の昔、この辺りは海だったんですよ」と教えていただき、ただただ驚くばかり。
さて、葛生小学校では、1日目に先生方向けのマスタークラス、2日目に子どもたち向けのコンサートを実施しました。
初日に実施したマスタークラスでは、それぞれの楽器を試していただいたあと、3つの楽器に分かれて越殿楽を練習しました。
音を出すのが難しい龍笛 みなさん真剣です
舌(リード)をくわえる位置を変えて音が出るポイントを探します
笙、篳篥、龍笛のパートごとに出来栄えを発表すると、笑い声や拍手が沸き起こり、楽しい時間になりました。
また、舞楽の体験も実施。みなさん、とてもお上手でした!
陵王の舞
放課後のお忙しい中、たくさんの先生方にお集まりいただき、ありがとうございました。
2日目は低学年のクラス訪問と高学年のコンサートを行いました。
「クラス訪問」はコンサートの対象ではない低学年の子どもたちにも楽器や音に触れてもらおうと、昨年からプログラムの一部として取り入れました。
楽器を見て歓声を上げたり、隣の席のお友だちに耳打ちしたりと、新鮮な驚きを素直に表現する子どもたちを見て、とても嬉しく思いました。
その後のコンサートには、3~6年生が参加しました。1000年以上も続く雅楽のエッセンスをぎゅっと凝縮した1時間。みんな熱心に耳を傾け、唱歌(しょうが)や舞楽の体験に元気よく積極的に取り組んでいました。
楽器体験
子どもたちがいつかどこかで雅楽を聴いた時に、今日の経験を思い出してくれたらいいなと思います。
ミュージック・シェアリング スタッフ 赤石衣里(11月9日記)
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