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2010年11月12日 (金)

地球の真裏から来た箏奏者

2010年11月6日(土)世田谷区 児童福祉施設

<箏曲プログラム>沢井一恵(箏)、さわい箏アンサンブル

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皆様初めまして、私はフェルナンドと申します。ブラジル、サンパウロ出身です。この地球の真裏側から本格的に箏曲の世界を学び、音楽によって友達を作り、コンサート活動をする為に日本に参りました。

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皆で自己紹介中。マイクを持つのがフェルナンド。日本語完璧です。

11歳よりクラシックギターと音楽の勉強を始めて、サンパウロ州立大学音楽学部・弦楽器科(クラシックギター)を卒業しました。
20歳の時、箏曲生田流の演奏を聴いて、この楽器について興味がうまれ、勉強を始めました。大学の四年生になった時に沢井忠夫先生、宮城道雄先生、唯是震一先生などの作品に初めて出会って、心の深い所にある熱い気持ちを鼓舞されました。ですから日本に来ました。

毎日の冒険の中で、色んな素晴らしい方々が私の夢がかなうように応援してくださっています。そのお力添えによって、今まで少しずつ前に進む事ができていると思います。いつまでも感謝の気持ちを忘れずに、なによりもよい音楽でご恩返したいと思います。

世界の情報化によってだんだん国境が近づいていて、ある日この狭い星の住人はみんな兄弟という事に気づいていくかもしれません。先生達の音楽からインスパイアーさせていただいたように、その新たな未来へ歩むために、私もお箏の音によっていつか世界の色々な方々の心に、熱い希望の気持ちを吹き込みたいと思っています。

11月6日、世田谷区にある児童福祉施設を訪問しました。

大抵は昼間行われる事が多い訪問コンサートですが、今回は夜の6時半からの開始でした。
児童のみなさんや先生方が一生懸命準備をしてくださっていて、集会室はとっても素敵な雰囲気でした。壁には色々なかわいい動物の絵が飾ってあって、それは私たちのために用意してくれていたものでした。

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設置が終わった会場。お箏がきれいに並んでます。奥に飾ってあるのが子どもたちのぬり絵。

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コンサートのチラシ。みんなでお箏の事、勉強してくれていました!

施設の中には、いたるところにコンサートのチラシが貼ってあって、私たちのコンサートを楽しみにしてくれていた事がわかり嬉しくなりました。
コンサートの準備が終わると、施設の中を案内してくださいました。
始まるまでの間の休憩室には、お茶やお菓子を用意してくださっていました。

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控室で歓談中。ちょっとドキドキ。

電車の事故があったため、コンサートの開始時間は少し遅くなりました。
出演者が舞台に入ると、子ども達は熱い拍手と声援で迎えてくれました。

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10分遅れでコンサートは始まりました

一曲目は沢井一恵先生の独奏、「六段の調」。
沢井先生の演奏を聴くと、その世界に入り込んでしまいます。先生にしか弾けない「六段の調」を間近で聴くことができて、本当に感動しました。

次に、「鳥のように」をみんなで演奏しました。
私たちは、大空で飛びまわる鳥を子ども達が想像できるような演奏になるように、弾いてみました。

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お箏って結構長いんですね

最後に、「焔(ほむら)」でした。
先生の十七弦の音は、私たちの心を温かくしてくださいました。

演奏会の後は、子ども達とお箏の体験教室が始まりました。

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爪を付けて初めての箏体験

奏者のみなさんと、「かえるの歌」の合奏を指導しました。子ども達はとっても楽しそうにお箏にふれていたので、私もとても嬉しかったです。

この機会をいただいて、本当に幸せな気持ちでした。
色々と心よりどうも有り難うございました。

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搬入も搬出も自分たちで

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ワゴンの後ろにはパズルのように納められていく20面の箏と機材。すごいです。

フェルナンド ネベス(11月6日記)

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