子どもたちの瞳
2010年10月26日(火)
午前:大阪市立塚本小学校
午後:大阪市立木川南小学校、大阪市立西中島小学校
<声楽プログラム>
鮫島有美子(ソプラノ)、小川典子(ピアノ)
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三津屋小学校での新鮮な驚きが記憶に新しい翌日の1校目は、塚本小学校。
歌い手にとっては朝早い!それでも低学年生たちの瞳の一生懸命な光がまぶしいくらいに心に刺さる。ピアニストの小川さんの提案で、低学年の子どもたちにも“現物”の音楽に触れてもらうことにしたのだが、とても興味を持って真剣に聴いてくれる。
1~3年生にゲネプロを公開
全体に大変統制の取れた整然さが印象的。私の歌のときに一緒に口を動かしてくれる子どもたちもいるが、小川さんのピアノソロの折に床の上で指を走らせる子もいた。合唱も大変盛んということだったが、先生方も含めてちょっと緊張気味だったようだ。
帰る時には、高学年児童の全員で、控室からの「花道」を作って拍手で送ってくれた。児童たちは私たち全員が初めの車に乗ったと思って、いつまでも車を取り囲み、次の車を待っていた私は、後ろから皆の気持ちを”客観的”に見ることが出来た。気づいた児童たちとの握手、握手でお別れ。
午後は西中島小学校と木川南小学校*。この学校にも一輪車あり。私が小さい頃には見かけなかったものなので、迎えに来てくれた児童から“全員が出来るわけではない”ことを聞いてちょっとホッとする・・・!
どこの学校でも一輪車を発見!
2校一緒のはずなのに、その児童数の少なさにびっくり。それでも、それぞれの学校の特徴があるようだ。
ここでも一緒に口を動かしてくれる子どもたち、床の上で一緒にピアノを弾く子どもたちのいることが印象的である。
そして昨日からずっと胸を打つのは、口を半分開けながら、瞬きもしないで見つめてくる子どもたちの表情。
ここではコンサートが終わってからの質問コーナーがとても活発だった。
聴いている時には”いたずらっ子”のように反応していた前列の男の子に、「どうしてそんなにきれいな声なんですか?」と言われた時には、びっくりしたがちょっと感激!
本当にたくさんの手が挙がり、時間が足りなくて皆に発言してもらえなかったのが残念だった。
鮫島有美子(ソプラノ)(10月26日記)
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*木川南小学校の体育館が耐震工事のため、西中島小学校をお借りして、2校合同で実施しました。
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