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2011年6月

2011年6月23日 (木)

心の中にきらめいて

2011年6月20日(月)訪問 八戸市立柏崎小学校

<雅楽プログラム>
石川高(笙)、中村仁美(篳篥)、八木千暁(龍笛)

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昨夜は、真っ赤な大きな夕日が山の端にゆっくりと沈むのが見えて、美しさに感動しました。予想通り、今日は晴れて暑いほどです。

今日コンサートをする柏崎小学校は、少し離れた場所に建てられた新校舎へのお引越しを1か月後に控えています。
控室へ向かう木の床の廊下には、大きな杉玉が飾ってあって懐かしい雰囲気を醸し出しています。
旧校舎での最後の良い思い出の一つとして私たちの演奏が心に残るとよいなあ、と思いました。
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杉玉の飾られた廊下

児童による始まりの挨拶があっていよいよコンサートの始まり。
演奏しながら子どもたちの間の通路を歩いていくと、興味津々という子どもたちの目が迎えてくれます。
一人一人のまっすぐな視線を受け止めながら吹いていると、音を通して何か対話をしているような気持ちになります。
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演奏しながら入場です

実は、今回、楽器体験のやり方を少し工夫してみました。
指名した子だけ、前で楽器を吹いてみるようにするのも良いけれど、できるだけ多くの子に、実際楽器を手に持って音を出してみてもらいたいね、ということで、先生方の助けを借りながら、篳篥と龍笛を子どもたちに渡して、自由に吹いてもらうことにしたのです。
子どもたちが楽器の周りに輪になって集まっているのを見ると、音の出た子が「息を強く出すと鳴るんだよ」と、音の出ない子にアドバイスしていたり、「〇〇ちゃん、すごいんだ!」と上手く吹ける子を教えてくれたり。日頃の仲の良さやチャレンジ精神の旺盛さがよくわかります。
笙も並んで順番に吹いたので、いつもより多くの子どもたちに体験してもらうことができました。
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回ってきた楽器を囲む児童たち

こうした試みも、子どもたちが自発的にテキパキと動いてくれて、集中力があるからこそ。
唱歌も舞の体験も、一生懸命取り組んで、とてもよくできました。
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最後は、「心の中にきらめいて」という合唱を、子どもたちがプレゼントしてくれました。
美しい歌声が響いて、心がいっぱいになり涙があふれそうになりました。
「心の中にきらめいて いつまでも忘れない」という歌詞が、私たちの気持ちを代弁してくれているような気がしました。
今、ここでみんなに出会えて、素晴らしい時間を共有できたことに感謝します。


八戸駅から帰京する新幹線までに少し時間があったので、念願の櫛引八幡宮に参拝することができました。
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私たちのお目当ては「舞楽面」。鎌倉時代~南北朝時代の素晴らしいお面が九面も展示されています。
先生方と一緒に舞った「陵王」の面もありました。
子どもたちや先生方が、いつか櫛引八幡宮で舞楽面を見る機会があったら、雅楽コンサートの時のことを思い出してくれるかな?

中村仁美(篳篥)

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学校ブログでも、活動の様子が紹介されています。
柏崎小ブログ

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2011年6月22日 (水)

鶯の囀り

2011年6月20日(月)訪問 八戸市立根岸小学校

<雅楽プログラム>

石川高(笙)、中村仁美(篳篥)、八木千暁(龍笛)

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梅雨の合間、八戸駅で新幹線を降りると、お天気が良くとても爽やかな風が吹いていました。そこから「うみねこレール」に乗って2駅、八戸市立根岸小学校を訪ねました。

018八戸駅から本八戸駅へ向かいます

根岸小の子どもたちはとても元気。廊下で出会うと、皆さん大きな声で「こんにちは。」と声をかけてくれます。

019控え室の黒板にはメッセージが! 楽器も上手に描かれています

生徒さんに案内していただき、演奏しながら体育館に入ると皆さんとても興味深く、わくわくした様子が伝わってきました。開会の言葉で訪問コンサートが始まりました。 気がつくと、沢山のキラキラしたまなざしがこちらに集中していました。とても熱心に聞いてくれて、私達も大変気持ちよく演奏させていただきました。

A021 楽器紹介の後でソロの演奏も

楽器体験では音の出にくい龍笛や篳篥にも一生懸命チャレンジしてくれました。

A035 龍笛に挑戦する子ども達

舞楽体験の時、「お友達とぶつからないように広がって。」という指示にもすばやく反応し、その移動の俊敏さには驚いてしまいました。 「春鶯囀(しゅんのうでん)」の演奏をしていると、体育館の外から鶯の鳴く声が聞こえてきました。雅楽の音色に答えてくれているかのようで、思いがけない出来事にうれしくなりました。

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根岸小の生徒さんたちはハキハキと積極的に発言ができ、動作も機敏、日頃からの学校生活が垣間見えるひと時でした。最後に「地球が教室」という歌をプレゼントしていただきました。体育館に響きわたる生徒さんたちのきれいな歌声に感動し、コンサートを終えました。

引続き、根岸小学校、柏崎小学校の先生方合同のマスタークラスを行いました。雅楽に触れる機会は少ないのでビデオも使いながら説明をさせていただき、楽器にも触れていただきました。

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音を出すだけでも大変ですが、各管とも越殿楽を少し演奏し、陵王の舞いを体験していただくなど、充実した時間を過ごさせていただきました。

016舞いの体験をする先生方

八木千暁(龍笛)

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学校のブログでも活動の様子が紹介されています。

根岸小ブログ

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2011年6月14日 (火)

思い思いに楽しんで

2011年6月14日訪問 群馬県立あさひ養護学校

<雅楽プログラム>
石川高(笙)、中村仁美(篳篥)、八木千暁(龍笛)


「おはようございまーす!」の声が学校の庭園に響いて、皆さんが次々と登校してくるのが見えます。私達もコンサートの準備ができました。

ホールまで誘導していただき、演奏しながら入ってゆくと、皆さんは生き生きとした笑顔で迎えてくださいました。この初夏のように、会場は明るい活気に満ちています。
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楽器の体験では先生方にサポートしていただき、あちこちで楽器の音が響くホールのなかを、私たち三人は演奏しながらめぐりました。喜びあふれる様子の子もいれば、興味はあるけれどちょっとはずかしいな、という感じの子、大きな目で見つめていたり、輝くような笑顔や笑い声.....個性豊かな反応をみていると、私達も元気になってきます。
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そうそう、その調子!

「春鶯囀(しゅんのうでん)」の唱歌も、あっという間に理解して、とても元気な声で歌ってくれました。

「陵王」の舞のときは、先生もステージに上がってくださり、昨日の練習の成果を見せてくださいました。
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教頭先生たちのお手本を見ながら・・・

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上手に舞うことができました

質問コーナーでは、「こんなところで何ですが...楽器の値段はどのくらいでしょうか。」「リコーダーはすぐに音がでるのに、篳篥はどうして音を出すのがむずかしいのでしょうか。」などなど、鋭い質問が飛び出します。「とてもよかったです。」という感想もいただき、うれしかったです。
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たくさんの質問がでました

皆さんが歌ってくださった校歌、とても感動して涙があふれそうになりました。そして心のこもったご挨拶をいただき、「長慶子(ちょうげいし)」を演奏して退場しました。お別れがなごりおしくなる1時間でした。

石川高(笙)


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2011年6月13日 (月)

自然の中でのびのびと

2011年6月13日訪問 群馬県立あさひ養護学校

<雅楽プログラム>
石川高(笙)、中村仁美(篳篥)、八木千暁(龍笛)

訪問コンサート前日の夕方に、先生方対象のマスタークラスを開催しました。

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あさひ養護学校の校舎にはいると、とても開放的な吹き抜けのあるホールをスロープが取り巻き、まるで美術館のように、生徒の皆さんの絵画や立体作品が展示してあります。
校長先生のお話で、一人ひとりの芸術的素質をのびのびと発揮できる教育を心がけていらっしゃることがよくわかりました。
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エントランスに飾られた生徒さんたちの作品

15人の先生方にお集まりいただき、マスタークラスの始まりです。
校長先生もいらっしゃいます。
笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)からひとつ自分の楽器を選んでいただき、「越殿楽」の練習をします。
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楽器のためにストーブを囲んで練習します。この時期は暑い!

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指孔の確認中、リコーダーより少し複雑です

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初めてとは思えないほどいい音が出ていました

およそ20分の密度の濃い練習で、見事な合奏ができました!
窓のすぐ外に、渡良瀬川のほとりを散歩する人達が見えます。折り重なって霞んでゆく山々の雄大な景色が遠くに広がり、うぐいすのさえずりも聞こえてきます。自然と人とが響きあう時間に心が満たされました。
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眺めの良い教室から見える渡良瀬川の土手と山々

「陵王(りょうおう)」の舞も熱心に学んでくださり、明日のコンサートに備えました。

石川 高(笙)

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2011年6月 8日 (水)

オーボエをご提供いただきました

先日、美ら音工房ヨーゼフ様から、オーボエ3本をご提供いただきました。

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6月7日 美ら音工房ヨーゼフでの贈呈式にて 仲村社長とみどり

今年度より協力アーティストに加わった荒絵理子さんが担当する訪問コンサートの中で、子どもたちの体験用楽器として大切に使用いたします。

荒さんの訪問コンサートは6月22日(水)の武蔵野東小学校が初回です。
「世界一難しい楽器」としてギネス認定されたオーボエ。
挑戦する子どもたちの反応が気になります!

訪問コンサートの様子は、このブログでお知らせしますので、お楽しみに。

事務局より


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