鶯の囀り
2011年6月20日(月)訪問 八戸市立根岸小学校
<雅楽プログラム>
石川高(笙)、中村仁美(篳篥)、八木千暁(龍笛)
---------------------------------
梅雨の合間、八戸駅で新幹線を降りると、お天気が良くとても爽やかな風が吹いていました。そこから「うみねこレール」に乗って2駅、八戸市立根岸小学校を訪ねました。
根岸小の子どもたちはとても元気。廊下で出会うと、皆さん大きな声で「こんにちは。」と声をかけてくれます。
生徒さんに案内していただき、演奏しながら体育館に入ると皆さんとても興味深く、わくわくした様子が伝わってきました。開会の言葉で訪問コンサートが始まりました。 気がつくと、沢山のキラキラしたまなざしがこちらに集中していました。とても熱心に聞いてくれて、私達も大変気持ちよく演奏させていただきました。
楽器体験では音の出にくい龍笛や篳篥にも一生懸命チャレンジしてくれました。
舞楽体験の時、「お友達とぶつからないように広がって。」という指示にもすばやく反応し、その移動の俊敏さには驚いてしまいました。 「春鶯囀(しゅんのうでん)」の演奏をしていると、体育館の外から鶯の鳴く声が聞こえてきました。雅楽の音色に答えてくれているかのようで、思いがけない出来事にうれしくなりました。
根岸小の生徒さんたちはハキハキと積極的に発言ができ、動作も機敏、日頃からの学校生活が垣間見えるひと時でした。最後に「地球が教室」という歌をプレゼントしていただきました。体育館に響きわたる生徒さんたちのきれいな歌声に感動し、コンサートを終えました。
引続き、根岸小学校、柏崎小学校の先生方合同のマスタークラスを行いました。雅楽に触れる機会は少ないのでビデオも使いながら説明をさせていただき、楽器にも触れていただきました。
音を出すだけでも大変ですが、各管とも越殿楽を少し演奏し、陵王の舞いを体験していただくなど、充実した時間を過ごさせていただきました。
八木千暁(龍笛)
-----------------------
学校のブログでも活動の様子が紹介されています。
| 固定リンク