思い思いに楽しんで
2011年6月14日訪問 群馬県立あさひ養護学校
<雅楽プログラム>
石川高(笙)、中村仁美(篳篥)、八木千暁(龍笛)
「おはようございまーす!」の声が学校の庭園に響いて、皆さんが次々と登校してくるのが見えます。私達もコンサートの準備ができました。
ホールまで誘導していただき、演奏しながら入ってゆくと、皆さんは生き生きとした笑顔で迎えてくださいました。この初夏のように、会場は明るい活気に満ちています。
楽器の体験では先生方にサポートしていただき、あちこちで楽器の音が響くホールのなかを、私たち三人は演奏しながらめぐりました。喜びあふれる様子の子もいれば、興味はあるけれどちょっとはずかしいな、という感じの子、大きな目で見つめていたり、輝くような笑顔や笑い声.....個性豊かな反応をみていると、私達も元気になってきます。
そうそう、その調子!
「春鶯囀(しゅんのうでん)」の唱歌も、あっという間に理解して、とても元気な声で歌ってくれました。
「陵王」の舞のときは、先生もステージに上がってくださり、昨日の練習の成果を見せてくださいました。
教頭先生たちのお手本を見ながら・・・
質問コーナーでは、「こんなところで何ですが...楽器の値段はどのくらいでしょうか。」「リコーダーはすぐに音がでるのに、篳篥はどうして音を出すのがむずかしいのでしょうか。」などなど、鋭い質問が飛び出します。「とてもよかったです。」という感想もいただき、うれしかったです。
たくさんの質問がでました
皆さんが歌ってくださった校歌、とても感動して涙があふれそうになりました。そして心のこもったご挨拶をいただき、「長慶子(ちょうげいし)」を演奏して退場しました。お別れがなごりおしくなる1時間でした。
石川高(笙)
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