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2011年11月28日 (月)

美しい山あいに響いた箏の音

2011年11月7日(月)マスタークラス
2011年11月8日(火)訪問コンサート
四万十市立津野川小学校 他5校

<訪問した演奏家>
沢井一恵(箏)、さわい箏アンサンブル

今回のアンサンブルメンバーは、普段、愛媛県松山市を中心に活躍している方々です。
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一恵先生、松本幸子さん、戒田美千世さん、大西美由紀さん、
山本定子さん、田中悦子さん、田中裕子さん、杉原楽器篠原さん

ツアー日記担当は、さわい箏アンサンブルの田中悦子さんです。

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緑深い山々の間を流れる四万十川の清流沿いは空の青に山の緑、白い砂と澄んだ水のコントラストが見事です。
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はるか向こうに見えていた真っ白い雲のような朝靄を通り越した頃、山を背に建てられた津野川小学校に到着しました。
校長先生がにこやかに出迎えてくださり、どの教室からも「こんにちは!!」と元気な明るい声で子ども達が挨拶をしてくれます。

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子ども達の司会で幕開け

演奏は全部で3曲。最初は一恵先生です。
江戸時代に作曲された「六段」はゆっくりと自然の中に溶け込むような小さな柔らかい音から始まりました。初めて生で聴くお箏の音色に子ども達は息を潜め、夢中になって聴いていました。
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「六段の調」独奏

2曲目はアンサンブルの「鳥のように」。子ども達が「演奏を聞いていると鳥が飛んでいる様子が頭に浮かんだ」と感動してくれました。
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[鳥のように」アンサンブルメンバーによる群奏

最後は一恵先生の十七絃とアンサンブルの箏による「焔(ほむら)」です。とてもメリハリのきいたテンポの速い曲です。この曲には子どもも先生達もびっくり!今までのお箏のイメージとは全く違う現代曲を興味津々に聴いてくれました。曲が終わった時には大きな拍手が!みんなに古典的なお箏の概念を覆す現代曲を紹介できて良かったです。
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「焔」の演奏

次はいよいよ子ども達の番です。みんな順番が待ちきれずお箏にかけよります!
小さな手に琴爪をはめて「かえるのうた」を交代しながら全員練習します。
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少し不安そうな子や大きく身体を揺らしてノリノリで弾いている子も、一恵先生の「あなたはスター!ここは舞台です。胸をはってきちんと挨拶して」という声に、皆一様に誇らしげになり体育館には子ども達による「かえるのうた」の演奏と元気な歌声が勢いよく響き渡りました。子ども達がとても楽しそうに歌って弾いている様子を見て私も嬉しかったです。弾き終わった後は、きちんと椅子が元に戻されていました。お行儀がいいですね。

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子ども達が見守る中、学校の先生方も子どもたちの前で演奏!

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前日のマスタークラスの成果はいかがでしたでしょうか?

残念ながら津野川小学校は来年閉校*になるそうですが、今日のお箏の演奏はいつまでも覚えていてくれる気がします。
これからも子ども達には色々な音楽に触れて楽しんでもらいたいと思いました。

田中悦子(さわい箏アンサンブル)

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*津野川小学校がある西土佐地区では、2012年4月に小学校6校が一つに統合されます。
ミュージック・シェアリングでは、統合後の小学校で2012年度も訪問コンサートを実施することになっています。

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