インターンシップを終えて
ミュージック・シェアリングでは今年、昭和音楽大学アートマネジメントコースの学生インターンを受け入れました。訪問コンサートや事務局での体験を終えたインターン生からの報告です。
--------------------------
みなさん初めまして、こんにちは。
昭和音楽大学音楽運営芸術学科アートマネジメントコース3年の山田真吾と申します。私は今年、インターン生としてミュージック・シェアリングの活動に関わりました。
私とミュージック・シェアリングとの出会いは5月の事でした。私の学科では、3年生からインターン実習があるのですが、当時は直前までどこに行くか決めていませんでした。しかし、子どもと音楽を繋いでいる現場を見てみたいという思いがあり、「子どもたちが本物の生の音楽に出会ったときにどのような反応をするのか、どういった曲が子どもたちに受けるのか」を知れる場所に行きたい、と考えていました。そこで、先生から提案してもらったのが、文化・芸術の振興と子どもの健全育成を目的とするNPO法人ミュージック・シェアリングでした。
ミュージック・シェアリングのインターンでは、事務局での事務作業に加え、東京学芸大学附属特別支援学校、神奈川県立子ども医療センターや武蔵野東小学校などで行われた訪問コンサートで子どもたちの様子を見学したり、アーティストの演奏している姿を撮影したりしました。そのほかにも王子ホールでのコンサートで、舞台のセッティング替えなどの裏方をする機会を頂きました。
みどりさんをはじめとする協力アーティストの方々の演奏はどれも素晴らしく、子どもたちが彼らの演奏にきらきらと目を輝かせている中で、私も人一倍感動していました。
右奥で立っているのが山田、撮影のお手伝い中
中でも印象に残ったのは、ある学校で演奏終了後に行った質問コーナーです。恥ずかしがって質問する子は少ないだろうと思っていた私は、子どもたちが積極的に質問をしていたことに対して驚きました。これは、アーティストが作り出すやさしい雰囲気が子どもたちに受け入れられていて、聞きたい事を言える状況を作っていたからだと思います。あの時、私自身が観客として参加していたのならば、手を上げて聞きたい事をあれこれと質問してしまったであろうと思います。
インターンとしていくつかのコンサートに立ち会ううちに、一つの答えが見えてきました。それは、子どもたちに“受ける”曲があるのではない、子どもも大人も関係なく、本物の生の音楽には人々を感動させる力があるのだということです。
5月から11月の期間中、ミュージック・シェアリングはじめ、アーティストのみなさんに出会えて本当に勉強になりました。ありがとうございました!
山田真吾(昭和音楽大学)
------------------------------
今回のインターンシップでは、企業や公共の音楽ホールなどとは違った一面を見ていただくことができたのではないかと思います。
山田くん、お疲れ様でした。
ミュージック・シェアリング事務局
| 固定リンク