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2012年6月14日 (木)

楽器に触れて確かめて

2012年6月5日(火)訪問
横浜市立盲特別支援学校

2012年6月6日(水)訪問
東京都立葛飾盲学校

<訪問した演奏家>
五嶋みどり(ヴァイオリン)、オズガー・アイディン(ピアノ)

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都内近郊の活動は、たまたま盲学校が続きました。

盲学校に伺って初めに教えていただいたこと、それは校内右側通行!
皆さん、ご存知でしたか?
廊下の角を曲がるときにも、「曲がります」とか「渡ります」など声をかけていらっしゃいました。

さて、コンサートはというと、演奏とお話、楽器体験や質問コーナーを設けて、1時間ほどのプログラムを実施しました。
どちらの学校でも、演奏家のアテンドや司会などを代表生徒にお任せしました。
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お話を交えながらコンサートは進む

子どもたちの中には、未知の音や物に対して不安を感じる子もいるため、事前学習をしたり、CDを聴いたりして準備してくださったそうです。
コンサートが始まる前、普段の授業とは違う様子に戸惑っていた生徒もいましたが、演奏が進むにつれて落ち着きを取り戻し、楽器の音色にじっと耳を傾けていました。
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楽器体験のコーナーでは、子どもたちがヴァイオリンやピアノに触れて、楽器の振動を味わうように聴いていました。
みどりのヴァイオリンを構えて、実際に音を出した生徒もいます。
どちらの学校でも、全員の生徒がヴァイオリンに触れることができました。

ピアノのほうは、見事な即興演奏を聴かせてくれる生徒や、オズガーとトルコ行進曲を連弾する生徒が出て、大いに盛り上がりました!
さすがのオズガーもこれにはびっくり。子どもたちに「すごいね!」「ありがとう」などと日本語で話しかけながら、交流を楽しみました。
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盲学校の子どもたちがコンサートホールに足を運ぶことはとても大変なことだそうです。
子どもたちにとっても、保護者の方にとっても、遠距離の移動や大勢の人の中に出かけて行くことに不安があったり、初めての場所に対して適応することが困難な生徒もいると聞きました。

音に対して非常に敏感な彼らのために、ミュージック・シェアリングの活動を通して、CDで聴く音楽とは違う世界があることを、もっともっと伝えていけたらと思った2日間でした。

今回訪問した2校では、秋にも訪問コンサートを行います。
横浜市立盲特別支援学校では箏曲のプログラム、葛飾盲学校では雅楽のプログラムを実施して、今回とはまた違った音楽をお届けする予定です。

赤石衣里(ミュージック・シェアリング)

*写真はすべて葛飾盲学校

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