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2012年10月22日 (月)

先生方との90分

2012年10月15日(月)、16日(火)訪問
大阪市立南小学校

<訪問した演奏家>
石川高(笙)
中村仁美(篳篥)
八木千暁(龍笛)

箏曲・雅楽の訪問コンサートを実施する団体では、子どもたち対象の訪問コンサートのほかに、先生方を対象とした講習会「マスタークラス」を開いて、邦楽の指導方法の提案をしています。
南小訪問の初日は、マスタークラスで幕を開けました!

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地下鉄の駅を出ると、賑やかなアーケード街。大きなデパートを見上げながら、この近くに本当に小学校があるのかしら?と思ってしまいました。
学校の門の中に入ると案外静かで、校庭に秋の日が差し込んでいます。
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校舎の窓にはステンドグラス風の作品が飾られていました

楽屋の応接室に通していただきましたが、まずはお部屋の名前が5~6か国語で記されているのを見てびっくり。読めない不思議な文字で書かれている言葉もあります。
外国籍のお子さんが多くいらっしゃるからなんだとか。どんな子たちが迎えてくれるんだろうと、わくわくします。

初日はまず、先生方のマスタークラスです。
笙の石川さんは、さっそく楽屋で、体験用の笙を温めて準備されています。
私の方は、篳篥の蘆舌(リード)の準備。お茶につけて吹き口を開けます。
初めて吹いた時に音が出ないまま終わってしまうととっても残念なので、様子を見ながら小刀で少し削ったりして、音が出やすいように調整します。

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マスタークラス開始!まずは先生方に演奏を聴いていただきます

マスタークラスの楽器体験が始まると、最初は遠慮がちに楽器を口にくわえていらした先生方ですが、「越殿楽」が少し吹けるようになってくると、だんだんのってきます。
短い時間ながら、勢いで一節、二節と吹けるようになり、最後は合奏! 
力いっぱい吹いた後の笑顔が素敵でした。
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舞もすぐに動きを真似てくださいます。先生方の吸収力ってすごいものだなあと感心しました。
少し自分でやってみてから、音を聴いたり舞を見たりすると、その素晴らしさ、面白さをより実感できるようです。子どもたちにも伝えていただけたら嬉しいです。

中村仁美(篳篥)

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明日のブログに続きます!


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