体で感じる面白さ
2012年10月15日(月)、16日(火)訪問
大阪市立南小学校
<訪問した演奏家>
石川高(笙)
中村仁美(篳篥)
八木千暁(龍笛)
1日目の活動の様子はこちらから
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2日目は、いよいよ子どもたちとのコンサートです。
児童代表のあいさつでコンサートが始まりました
いろいろ質問すると、沢山の手が上がります。物怖じせずに答えてくれる元気な子どもたちでした。
篳篥の蘆舌(リード)は何でできている?との問いに「葦」と答えてくれて、どうもありがとう。
篳篥で使う葦は、淀川の河原で育った葦なんですよ。
「篳篥を吹くと、いつも唇が震えるんですか?」と訊いてくれた女の子もいました。自分で楽器体験した時に、唇が震えてなんだかこそぐったいような変な感じがしたんですよね。
長年吹いているとあまり感じなくなってくるのですが、この蘆舌の震動が唇に伝わる感じは、吹いてみないとわからないですね。
音の振動を体で感じる面白さに気づいてもらえたかしら。
篳篥を吹く子どもたち
生の音を身近に聴いて、一つ一つの楽器の豊かな響きや迫力を体で感じて、なんだかすごい音楽が昔から日本には伝わっていたんだなあ、と思ってもらえたなら嬉しいと思います。
最後にみんなで合唱してくださった歌、心の中に響いてきました。みなさんの歌声にも大きな力がありますね。
楽屋へのお迎えや、司会進行もとてもしっかりしていて、感心しました。
南小学校のみなさん、本当にありがとうございました!
中村仁美(篳篥)
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