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2012年10月

2012年10月23日 (火)

体で感じる面白さ

2012年10月15日(月)、16日(火)訪問
大阪市立南小学校

<訪問した演奏家>
石川高(笙)
中村仁美(篳篥)
八木千暁(龍笛)

1日目の活動の様子はこちらから

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2日目は、いよいよ子どもたちとのコンサートです。
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児童代表のあいさつでコンサートが始まりました

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越殿楽の演奏。黒板に書いてあるのは、篳篥の「楽譜」です

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みんなで越殿楽を歌ってみます

いろいろ質問すると、沢山の手が上がります。物怖じせずに答えてくれる元気な子どもたちでした。
篳篥の蘆舌(リード)は何でできている?との問いに「葦」と答えてくれて、どうもありがとう。
篳篥で使う葦は、淀川の河原で育った葦なんですよ。

「篳篥を吹くと、いつも唇が震えるんですか?」と訊いてくれた女の子もいました。自分で楽器体験した時に、唇が震えてなんだかこそぐったいような変な感じがしたんですよね。
長年吹いているとあまり感じなくなってくるのですが、この蘆舌の震動が唇に伝わる感じは、吹いてみないとわからないですね。
音の振動を体で感じる面白さに気づいてもらえたかしら。
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篳篥を吹く子どもたち

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みんなで一斉に音を出してみます

生の音を身近に聴いて、一つ一つの楽器の豊かな響きや迫力を体で感じて、なんだかすごい音楽が昔から日本には伝わっていたんだなあ、と思ってもらえたなら嬉しいと思います。

最後にみんなで合唱してくださった歌、心の中に響いてきました。みなさんの歌声にも大きな力がありますね。
楽屋へのお迎えや、司会進行もとてもしっかりしていて、感心しました。
南小学校のみなさん、本当にありがとうございました!

中村仁美(篳篥)

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2012年10月22日 (月)

先生方との90分

2012年10月15日(月)、16日(火)訪問
大阪市立南小学校

<訪問した演奏家>
石川高(笙)
中村仁美(篳篥)
八木千暁(龍笛)

箏曲・雅楽の訪問コンサートを実施する団体では、子どもたち対象の訪問コンサートのほかに、先生方を対象とした講習会「マスタークラス」を開いて、邦楽の指導方法の提案をしています。
南小訪問の初日は、マスタークラスで幕を開けました!

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地下鉄の駅を出ると、賑やかなアーケード街。大きなデパートを見上げながら、この近くに本当に小学校があるのかしら?と思ってしまいました。
学校の門の中に入ると案外静かで、校庭に秋の日が差し込んでいます。
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校舎の窓にはステンドグラス風の作品が飾られていました

楽屋の応接室に通していただきましたが、まずはお部屋の名前が5~6か国語で記されているのを見てびっくり。読めない不思議な文字で書かれている言葉もあります。
外国籍のお子さんが多くいらっしゃるからなんだとか。どんな子たちが迎えてくれるんだろうと、わくわくします。

初日はまず、先生方のマスタークラスです。
笙の石川さんは、さっそく楽屋で、体験用の笙を温めて準備されています。
私の方は、篳篥の蘆舌(リード)の準備。お茶につけて吹き口を開けます。
初めて吹いた時に音が出ないまま終わってしまうととっても残念なので、様子を見ながら小刀で少し削ったりして、音が出やすいように調整します。

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マスタークラス開始!まずは先生方に演奏を聴いていただきます

マスタークラスの楽器体験が始まると、最初は遠慮がちに楽器を口にくわえていらした先生方ですが、「越殿楽」が少し吹けるようになってくると、だんだんのってきます。
短い時間ながら、勢いで一節、二節と吹けるようになり、最後は合奏! 
力いっぱい吹いた後の笑顔が素敵でした。
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舞もすぐに動きを真似てくださいます。先生方の吸収力ってすごいものだなあと感心しました。
少し自分でやってみてから、音を聴いたり舞を見たりすると、その素晴らしさ、面白さをより実感できるようです。子どもたちにも伝えていただけたら嬉しいです。

中村仁美(篳篥)

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明日のブログに続きます!


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2012年10月17日 (水)

タンゴもボサノヴァも

2012年10月5日(金)訪問
エスコーラ・パラレロ各種学校

<訪問した演奏家>
三浦 一馬(バンドネオン)

昨年の対談に味を占め、今回も三浦一馬さんにお話を伺いました!

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KM:三浦一馬さん
WK:桑原渉さん(テレビマンユニオン三浦さん担当)


ブラジル人の子どもたちとの出会い
WK
今回は、エスコーラ・パラレロ各種学校でのアウトリーチでしたが、ブラジル人の子どもたちにレクチャーをするのは今回初めて?

KM
はい、今までのミュージック・シェアリングでは日本の小学校に3回お邪魔させていただきましたが、日本人以外の子どもたちへのアウトリーチは初めてですね。

WK
実際に訪問してみて、子どもたちの印象はどうでした?日本人の子どもたちとの違いなどありましたか?

KM
まず、違いの前に共通点から話したいのですが。

ブラジル系の子どもも日本人の子どもも共通していたのは好奇心を持って最後まで聴いてくれた事ですね。
これはとても嬉しかったです。
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子どもたちへの問いかけにたくさんの手が挙がる

今回も楽器の分解をして、実際に楽器の内部を見せたりしたんですけど、みんなすごく前の方まで集まってきてくれたり…
僕自身も、同じように興味を持ってこの楽器を始めたので、みんなの反応が万国共通だったことに驚きました、なんだか嬉しいです(笑)
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楽器分解中!

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楽器体験も

「感じる」体験を
KM
今回一番に考えていたことは、目で見たり、耳で聞いたり「言葉に頼らないコミュニケーション」ということ。
他には、演奏する曲を増やしたり…自分で考えて受け取ってもらえるモノが少しでもあったらいいなあって。
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楽器の説明:身を乗り出して見ている子も

WK
なるほど!そういえば今回はいつもと違う曲も取り上げましたよね?

KM
そうですね!今回はピアソラの曲に加えて、ブラジルの音楽であるボサノヴァも取り上げてみました。

ピアソラの生まれたアルゼンチンとブラジルは隣同士の国なんですけど、アルゼンチンがタンゴで有名なように、ブラジルもサンバとかボサノヴァとか独自の音楽を持っているじゃないですか、
僕は普段アルゼンチンの音楽を中心に演奏しているんですけど、ブラジルの音楽も大好きなので、隣の国であるアルゼンチンの音楽と、皆さんに親しみのあるブラジルの音楽を演奏したいな…とお話を頂いた時から思っていて。
最後に、アントニオ・カルロス・ジョビンの「コルコバード」を弾かせていただきました。
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南米の地図が映し出されると子どもたちから歓声があがりました

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コルコバードの演奏中、真剣に耳を傾ける子どもたち

WK
そんな経緯があったとは!僕、バンドネオンで演奏するボサノヴァって初めて聴きましたよ。

KM
実は僕も演奏するのは初めてです(笑)いつか演奏したい!…と思っていたので、最初に皆さんに聞いていただけてよかったです!
終演後も生徒の皆さんが集まってきてくれたり、とても心に残る一日になりました!
ありがとうございます!

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「コルコバード」は今回の訪問コンサートのために三浦さん自身が編曲してくださったものです。
6月にみどりやオズガーと一緒に訪問した時と同じく、言葉を超えた交流を楽しんだ一日になりました。

赤石衣里(ミュージック・シェアリング)

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2012年10月15日 (月)

心通わす1時間

2012年10月9日(火)訪問 
八戸市立根岸小学校
八戸市立柏崎小学校

<訪問した演奏家>
村治 奏一(ギター)

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2008年、2010年に続き、僕にとって三回目の小学校訪問プログラ厶。 
今回も児童の皆さんと音楽を通してコミュニケーションすることを楽しみに、青森県は八戸市の2つの小学校へお邪魔しました。元気一杯で笑顔あふれる子どもたち、木のぬくもりに満ちた新しい校舎、また情熱たっぷりの素敵な先生方から、僕自身たくさんの力を分けていただいたような気がします。 
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演奏を聴く児童の皆さんの姿勢も大変素晴しく、クラシックギター試奏のコーナーでは7~8割くらいの子どもたちが、ギターを弾いてみたい!と手を挙げてくれました。 
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楽器体験:根岸小

また質問のコーナーでは、楽器の構造についてや演奏法についての、専門的とも言えるような質問が多々あり、子どもたちの集中力と探究心の高さに驚かされました。 
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質問する児童:根岸小

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質問をする児童:柏崎小
弦や楽器の素材についての質問やチューニング方法、音色の変化について、ドレミはどうやって作るのか・・・などなど、両校ともたくさんの質問が出ました!

音楽があるからこそ、世代の違う子どもたちとも、ほんの僅かな時間で心を通わす繋がりを築く事ができる。その素晴らしさをしっかりと再確認出来た、大変有意義な八戸市小学校訪問となりました。
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村治 奏一(ギター)

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八戸市立根岸小学校、柏崎小学校では、2011~2012年度の2年にわたり、計4回(雅楽、バンドネオン、ヴァイオリン&ピアノ、ギター)の訪問コンサートを実施しました。当プログラムにご協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

ミュージック・シェアリング事務局

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