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2014年10月

2014年10月31日 (金)

美しい紅葉とともに~仙台西多賀支援学校・西多賀病院

10月31日(金)


宮城県立西多賀支援学校 西多賀病院  訪問コンサート


<訪問した演奏家>
~雅楽~
石川高(笙)
中村仁美(篳篥)
八木千暁(龍笛)

紅葉の始まった杜の都、仙台西多賀支援学校に行ってまいりました。
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太白山のふもと、窓からは遠く秋の日に輝く仙台の海がキラキラと見えました。
先ずは体育館での演奏からです。どの生徒さんも初めての音に夢中になっています。
その様子をご覧になっている校長先生もニコニコしていらっしゃいました。
みんなで歌った篳篥(ひちりき)の唱歌(しょうが)は、「♪テ~エ リレイタ」のところが難しいのですが、
あっという間に上手に歌えるようになりました。
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最初はなれない音にビックリする生徒さんもいますが、慣れてくると、素直に音に反応してくれます。
楽器体験ではなかなか音は出せませんでしたが、
先生方と一緒に、初めて触れる雅楽の楽器にみんな楽しそうでした。
また、楽器を持てない生徒さんには、楽器にさわってもらい振動を楽しんでもらいました。
音に接する生徒さんの純粋さがうれしくて、私たちもついつい熱中してしまいます。
朗詠(ろうえい)の嘉辰(かしん)や、舞楽(ぶがく)で有名な陵王(りょうおう)を吹いてコンサートを終了しました。
代表の生徒さんが「雅楽の生の迫力に感動しました。」とご挨拶いただきました。私達も学校を訪ねるたびに、「生の音」を届けることの大切さに気づかされます。
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隣接の病棟でもミニコンサートをいたしました。
やはり始めは、大きな音にビックリした方もいたようですが、身体を動かしながらとても楽しんでくれている様子に、私達もベットのそばに移動しながら、演奏しました。

時間のたつのは早いもので、太白山に日が傾く頃、先生方の優しい笑顔があふれる学校をあとにしました。
(雅楽 八木千暁)

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2014年10月24日 (金)

心温まるイブニングコンサート~大田区知的障害者育成会

10月24日(金)

大田区知的障害者育成会 訪問コンサート

<訪問した演奏家>

村治奏一(ギター)

今日の訪問コンサートは午後6時からのスタートでした。
体育館に集まった皆さんに、村治さんから「もっと近くに寄ってください」
という声に、ギターの周りに集まっての心温まるコンサートになりました。
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まず「カヴァティーナ」の演奏から始まりました。
子どもたちはすぐにその音色に反応し、集中しているようでした。

楽器の説明や歴史の話も。みなさん感心して聞いていました。
特に、「音が真ん中の丸いサウンドホールからではなく
全体からでているんですよ」という説明や
「練習は少なくとも3時間します」とのことに
「へぇー」との声が。

その後のギター体験には、一人の女の子が挑戦しました。
ちょっと緊張していたようですが
とても嬉しそうで、最後もわざわざご挨拶に
来てくれました。
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心が落ち着く、静かな秋の夜のイブニングコンサートでした。

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(ミュージック・シェアリング事務局)

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2014年10月20日 (月)

様々な音にウキウキ♪東京都立青山特別支援学校

10月20日(月)

東京都立青山特別支援学校 訪問コンサート

<訪問した演奏家>
沢井一恵(箏)
さわい箏アンサンブル

10月20日。青山特別支援学校(小・中学生92名)。
今年9月に新設されたばかりの学校。
緑に囲まれ、明るい日差しがたくさん降り注ぐ新しい校舎!

沢井一恵先生がここ十数年続けてらっしゃるミュージックシェアリングに初めて参加させていただきました。

一恵先生の「六段の調べ」の演奏が始まると、自然にじわじわと音の方へ
生徒たちのいろんな感覚、意識が向かう様子。
5人での演奏「鳥のように」では、「六段のしらべ」からとはまた違った、生徒たちから伝わる空気。
そして、一恵先生の17弦箏と5人の13弦箏での「焔」。演奏者と子供たちが一体となる感じ。
演奏にぐっと集中できる感覚がありました。

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体験コーナーでは積極的にお爪で音を出そうとする子もいたり、
楽器そのものに関心を示し、触ったり覗いたりする子がいたり、
お爪には抵抗があってもスティック(太鼓のバチ)を持った途端、
目を輝かせて弦を叩き、はずむ感覚、浮かび上がる音を味わっている子がいたり。

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まっすぐに演奏にも、楽器にも私たちにも気持ちを向けてもらえることは何事にもかえがたい経験。
だからこそ真剣勝負じゃなければ通じないという緊張感を強く感じました。

最後に先生方も体験。とってもダンディーで素敵な校長先生、かなり様になってらっしゃいまして、さすがです。
「超楽しい〜〜!」と言いながら、「かえるのうた」や「さくらさくら」に、おしゃれな伴奏をつけはじめる男の先生も!

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先生方の好奇心がそのまま子供たちの関心や集中力にも結びついている感じです!皆で一緒に、なんでも楽しむ素敵な学校、またいつか、ぜひ行きたいです!

音楽ってなんだろう、楽しむこと、感じること、学ぶことって・・・。

自分の演奏や音楽そのものに対するあり方が、このミュージックシェアリングを通じ、確実に変わっていくような気がしています。
多くのことをいただいた、本当にありがたい経験でした。

さわい箏アンサンブル
小林真由子

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2014年10月17日 (金)

秋の訪問コンサート♪東大寺福祉療育病院

10月17日(金)

東大寺福祉療育病院(奈良) 訪問コンサート
 

<訪問した演奏家>
~雅楽~
石川高(笙)
中村仁美(篳篥)
八木千暁(龍笛)

来週から始まる「正倉院展」のポスターを横目で見ながら、奈良駅からタクシーで「東大寺福祉療育病院」にやってきました。

中庭からはすぐそこに東大寺の建物や若草山が見える場所。聖武天皇や光明皇后が悲田院や施薬院を建立された故事に則って設立されたという整肢院で、今日は演奏させていただきます。大仏様が出来た時にも雅楽が鳴り響いていたこの地で、演奏させていただけるのはとても嬉しいことです。
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 今日、集まってくれたのはほとんどが車いすの子どもたちです。
 「楽器を触ってみる?」
いくつかの曲を聴いていただいた後の楽器体験の時間には、いつも体験用の楽器に息を入れて音を出してみてもらっています。今日も音を出せた子が何人もいましたが、口にくわえることが難しい子どもたちには、楽器を触ってもらったり、近くで「こんなふうに吹くんだよ」と見せてあげたりします。
「そのまま吹いてもらっていいですか?」と、付添の先生に言われて、お子さんが握りしめた楽器に息を吹き込んで鳴らしてみました。そう、音が鳴ると楽器が震えるんです。唇が震える感覚は味わえなくても、震える管を握ることで、自分の体で音が捉えられるんだなあ、と発見しました。
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 私たちが前で演奏していると、前の席の子は目を合わせて訊いてくれたりもしますが、車いすで寝ている姿勢の子には良く見えないでしょうし、視線が合わない子どもさんたちもいます。何より音を近くで聴いてもらいたいので、最後に「陪臚」を演奏した時には、3人の奏者が各々子どもたちの席の中に入って吹いてみました。
 近くで吹くとびっくりしてうるさく感じたりしないかしら?とちょっと心配でしたが、コンサートの間にだんだん音に慣れてきたのでしょうか、大丈夫みたいです。「ほらほら来たよ」と声掛けされて、振り向いた子の満面の笑顔。手と上半身を一杯動かして嬉しさを表してくれて、私も本当に嬉しかったです。
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 静かにじーっと聴いてくれている子。最初は耳に手を当てて「うるさーい!」という顔だったけれど、体験の時には思いっきり息を入れて上手に音を出して、そのままずーっと吹いてくれた子。声や手を振り動かして何かを表現していてくれる子。一緒に時間を過ごすことが出来て幸せでした。

 「音を聞くことで、子どもたちがいつもとは違う表情を見せてくれました」と、終わってから先生が声を掛けてくださいました。
雅楽の響きは、みんなの体の深い所に共鳴してくれたことと思います。

中村仁美
(雅楽:篳篥)

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2014年10月16日 (木)

好奇心いっぱい!大阪市立堀川小学校

2014年10月16日(木)

大阪市立堀川小学校 訪問コンサート

<訪問した演奏家>
村治奏一(ギター)

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大阪は綺麗な秋晴れ。
音楽活動の盛んな堀川小学校では、校庭で熱心なマーチングの練習が行われていました。
今日は、ギターリストの村治奏一さんの、堀川小学校4年生と5年生への訪問コンサートです。

まず最初に2年生のクラス訪問から。  
村治さんの演奏にびっくりしたり、自分の手でまねてエアギターをしたり大喜び。

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訪問コンサートの時間になると、5年生の2人の男の子が迎えにきてくれました。
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体育館までの短い間も、「他に好きな楽器は?」「6月のみどり先生がきた時は…」
などたくさんの質問がでました。

コンサートでは、まず4年生がリコーダーで「もののけ姫」を演奏してくれました。
続いて5年生から「シチリアーナ」のリコーダー演奏です。
村治さんがギターパートを演奏してくださり、素敵な合奏となりました。

そしていよいよ村治さんの演奏です。
村治さんはブラジルのボサノバからアルゼンチン、スペイン、日本などいろいろな曲を、作曲家の説明も交えて、演奏してくれました。
子どもたちは、ギターの優しく響く音色とメロディに、身動き一つせず静かに演奏を聴いていました。
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しかし、体験コーナーと質問タイムになると、ほとんど全員が手を上げて質問タイムは尽きることがありませんでした。
最後は大きな拍手の中の退場で、控え室までエスコートしてくれた男の子からも質問は続きました。

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本当に好奇心と元気いっぱいの堀川小学校のみなさんでした。

ミュージック・シェアリング事務局

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2014年10月15日 (水)

秋の訪問コンサートスタート!

台風が2週にわたり通り過ぎました。
皆さまはお元気でしょうか?


さて、秋の訪問コンサートがとうとうスタートしました。

これから、アーティストやスタッフが、
活動報告を更新してまいりますので、是非ご期待ください。

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2014年10月10日 (金)

サントリーホール スペシャルステージプレコンサート

2014年10月10日(金)に行なわれました、
サントリースペシャルステージ2014五嶋みどり
のプレコンサートにおいて
楽器指導支援参加校3校が出演しました。
夏休みの暑い中も特別練習を重ねて
この舞台をめざしてきました。

サントリーホールという大舞台で
生徒のみなさんは堂々と演奏されました。

プログラムは

♪神奈川県立麻生養護学校
 高等部 表現支援コース音楽グループ
 「キラキラ星変奏曲」

♪筑波大学附属桐が丘特別支援学校
 高等部バンド部
 「大地・希望」(永杉理恵作曲)

♪横浜国立大学教育人間科学部附属特別支援学校
 音楽部
 「くるみ割り人形」(チャイコスキー作曲)より
 「アラビアの踊り」、「トレパック」

みんな緊張していたとのことですが
終わった後の達成感あふれる笑顔が印象的でした。

これから、写真や感想文などを紹介してきますので
どうぞご覧ください。

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